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お産について

無痛分娩

当センターの無痛分娩の特長

無痛分娩とは

無痛分娩とは、麻酔によって分娩時の痛みを軽減させてお産をする方法です。痛みを和らげることで、落ち着いて出産できること、体力を温存しながら出産できることが利点です。分娩の進行に伴い痛みの場所や強さも変化します。担当麻酔科医が妊婦さんに合わせて、また分娩の進行状況に合わせて麻酔薬の調整を行います。

無痛分娩説明書(250KB) 無痛分娩パンフレット

無痛分娩

  • 1無痛分娩教室を受講

    「無痛分娩とは何か?」「無痛分娩の方法や良い点・悪い点」などの説明後、皆さんからの質問にもお答えします。

    無痛分娩について麻酔科医師による講義を視聴していただけます。
    (一部、無痛分娩教室での講義内容と重複します。)

  • 2無痛分娩の希望申告

    無痛分娩を希望される方は、妊娠32週頃までに担当産科医師に伝え、産科医師からも無痛分娩の説明を受けます。

  • 3無痛分娩の同意書提出

    妊娠36週頃までに術前検査を受けていただいた後、麻酔科を受診し麻酔科医師より説明を受けます。麻酔科医による問診もあります。
    ここでも質問があれば尋ねてください。
    説明の内容を十分に理解された上で同意書に署名し、産科外来受付に提出してください。同意書を提出しても必ず無痛分娩をしなければならないというわけではありません。

麻酔方法

通常よく使用する麻酔方法には3つがあります。

  1. 硬膜外麻酔
    背骨の中にある脊髄(背中の中を通る太い神経)の周囲の硬膜外腔に、細いチューブをあらかじめ留置します。チューブはテープで背中に固定します。チューブから麻酔薬を投与します。
  2. 脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔
    硬膜外チューブを留置する前に、脊髄くも膜下に麻酔薬を投与し、比較的速やかに痛みを和らげます。脊髄くも膜下麻酔の効果は12時間持続します。その後は硬膜外麻酔を用いて痛みを和らげます。
  3. 硬膜穿刺硬膜外麻酔
    硬膜外麻酔の一種ですが、脊髄くも膜下麻酔に用いる針で硬膜に小さな穴をあけることで、薬液の広がりを良くして、通常の硬膜外麻酔よりも効果を良くする方法です。脊髄くも膜下硬膜外麻酔よりも副作用が少ないので、当院では一番多く用いています。

痛み止めの調整

専用のポンプを使って、定期的に薬液を入れていきます。効果の出方には個人差があるので、十分効いているか、副作用が問題ないかなど、麻酔科医が定期的にチェックして、調整を行います。
また、麻酔の効きが安定してきたら、より早く痛みに対応できるよう、妊婦さんご自身が薬液を追加できるよう、薬液追加用のボタンをお渡しいたします。

分娩に関連した急変時の体制

分娩中に母体や胎児に異常が出現した際は迅速で適切な対応が可能です。

分娩中に母体や胎児に異常が出現した際には産科医師、麻酔科医師の他、新生児科医師、集中治療科医師と共に母児の救命処置を行います。また、分娩部と手術部は同じフロアで隣接しており、分娩部内にも手術室があります。そのため母体や胎児の急変時にはその場で手術室同等の対応が可能です。

危機対応シミュレーションを分娩に関わるスタッフ(産科医師・麻酔科医師・分娩部助産師・手術部看護師・産科病棟看護師)で年に4回以上実施しています。

分娩診療実績

2017 2018 2019 2020 2021
経腟分娩 1145 1150 1228 1210 1296
帝王切開 522 442 441 428 414
無痛分娩 207 216 339 351 497

無痛分娩麻酔管理者

麻酔科産科麻酔部門はこちら

麻酔科主任部長橘一也
日本麻酔科学会認定麻酔科専門医・指導医
日本小児麻酔学会認定医
日本集中治療医学会認定集中治療専門医
日本周産期麻酔科学会所属

現在、無痛分娩は麻酔科医師15人前後が交代で院内に常駐し24時間、365日対応しています。
当院の麻酔科医師は全員救急蘇生コースの受講を終えています。

当院は日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業に参画しています。

無痛分娩を迷われている方へ

お産の痛みを不安に思う気持ちと、できるだけ自然なお産を目指したい気持ちとの間で迷うようなときは、是非無痛分娩教室にご参加ください。無痛分娩を選択する・しないにかかわらず、よいお産につながるようスタッフ一同でサポートいたします。

安全に処置を受けて頂くためにも、少しでも迷われている場合には、事前に準備を済ませておかれることをお勧めします。

無痛分娩にかかる料金

  • 無痛分娩(時間の長短にかかわらず、一律料金):10万円
  • 緊急無痛分娩(外来で準備を行っておらず、出産時に希望された場合の一律料金):15万円

別途、事前の検査費用(概ね1万円)とお産のための入院費用がかかります。
準備をしていても、無痛分娩を行わなかった場合には、上記の10万円の費用はかかりません。