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お産について

帝王切開後の経腟分娩 (VBAC)

帝王切開の経験がある方の分娩は再度の帝王切開が一般的ですが、当センターでは条件に合う妊婦さんが希望された場合には帝王切開後の経腟分娩(VBAC)を試みることが出来ます。
VBACの医学的な利点は、再度の帝王切開を避けることが出来る点です。これにより将来の妊娠でのリスクも軽減できる可能性があります。。
一方でVBACを試みた場合には約1%の子宮破裂のリスクがあります。子宮破裂は母体にも赤ちゃんにも危険な合併症であり、重篤な結果を起こす可能性があります。。
実際にVBACを試みることが可能かどうかは、前回の帝王切開の内容などを踏まえて決定されます。詳しくは担当の医師にお尋ね下さい。他の病院に通院中でVBACを希望される方も受診して頂くことが出来ます。

当センターのVBACの管理

  • 緊急帝王切開や新生児蘇生が可能な態勢を整えています(子宮破裂が起こった場合でも、できるかぎり迅速に対応します)。
  • 自然な陣痛のもとでのお産を原則としています(子宮破裂のリスクを増やす懸念がありますので、子宮収縮剤による陣痛誘発・促進はしていません)。

当センターのVBACの条件

  • これまでの帝王切開は一度だけで、その際には子宮体下部横切開が行われている(皮膚の切開ではなく、子宮の切開のことです。帝王切開を行った医師に確認をとります)。
  • 今回は単胎(おなかの赤ちゃんが1人)である。
  • 家族の理解・協力がある(分娩時に家族どなたかの同伴が必要です)。

当センターのVBACの成績

当院では10年間に333人の方がVBACを希望され、約7割の方が経腟分娩となりました。陣痛が来なかった方を除いた場合は、約8割の方が経腟分娩となりました。10年間で1例の子宮破裂が起こりましたが、幸いなことに母児ともに異常無く退院となりました。