平成30年度 周産期専門医(母体・胎児専門医)養成コース募集
当院は、日本周産期新生児医学会から認定を受けた周産期専門医取得のための基幹研修指定施設です。周産期専門医(母体・胎児専門医)の取得を目標とする医師を対象とした産科シニアフェロー制度を2012年に開始しました。周産期専門医とは周産期医療に従事する医師の水準を高め、高度な医学知識と技能によって他の医師に適切な指示を与えることができる臨床能力を有する専門医であり、学会はこのような医師を育成し、周産期専門医として認定しています。
日本周産期・新生児医学会ホームページ http://www.jspnm.com/Senmoni/seido.aspx
当院産科は、大阪府における母子医療の中核施設として、1981年から30年以上に亘り、全国に先駆けて、ハイリスク胎児や妊産婦を取り扱って来ました。またOGCS(産婦人科診療相互援助システム)の基幹病院として、大阪府内さらには近畿全域からの母体搬送・産科救急にも 24時間対応し、胎児及び母体の集中的な管理、分娩を行っています。このような管理を行うための母体胎児集中治療管理室(MFICU)を9床有しています。その他、院内には新生児科、母性内科、小児外科、小児循環器科などの関連各科と連携しながら、周産期の集学的管理を実践するために必要な環境が完備されています。
分娩総数は年間約1500件で、そのうち早産が約260件です。母体搬送は2016年には227件を受入れ、切迫早産、前期破水、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、妊娠高血圧症候群、胎児機能不全などの母児の救命救急センターとしての役割も果たしています。さらに多胎外来、 胎児外来、母体合併症外来、不育症外来、早産予防外来、出生前カウンセリング外来、妊娠とくすり外来、胎児精密超音波外来などの専門外来を備え、それぞれの分野にも精力的に取り組んでおり、シニアフェローの先生方にも参加していただいています。なかでもTTTSに対するレーザー治療(FLP)をはじめとする胎児治療には積極的に取り組んでいます。また日々の診療だけではなく、学術的な活動(抄読会、学会発表や論文作成)も積極的に行っており、日本産科婦人科学会、周産期新生児医学会をはじめとして国際学会にも多数の演題を発表しています(上記PDF参照)。
その他、院内各診療科(新生児科、麻酔科、病理、母性内科等)における研修も適宜選択できます。
当直体制は原則3人体制であり、オン・オフのある労働環境整備が敷かれています。
やる気と熱意を持った医師を待っています。見学・面接は 随時行っています。
興味がある方は下記の連絡先にお問合せください。
産科医局 | obst(a)wch.opho.jp (a)を@に変換してください |
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母子医療センターでの研修を選んだ理由 | サブスペシャリティとして周産期を専門的に勉強したいと思ったからです。 |
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母子医療センターでの研修のよいところ | ハイリスクの症例が多く、上級医が熱心に指導してくれます。各診療科との密な連携と協力により、難しい症例の管理が可能であったりと非常に勉強になります。 |
将来のビジョン |
2年間の研修を終えた後、地域周産期に貢献したいと思います。 |
ひとこと | 珍しい症例や難しい症例に出会った時の向き合い方や日々の診療に対する考え方が変わりました。忙しい日もありますが有意義な研修を送ることができます。 |
対象 | 日本産科婦人科学会産婦人科専門医(取得予定を含む)で卒後15年程度までの方 |
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期間 | 6か月~3年間、日本周産期・新生児医学会母体・胎児専門医取得の年まで |
内容 |
産科診療全般を行いながら、希望した領域での重点的修練も可能である(例、胎児外来を担当など)。希望に応じてNICUでの短期研修も選択可能である。学会発表や論文執筆も適宜行う。 |
身分 |
非常勤医師(状況により、常勤採用の可能性あり) |
報酬額 | 要相談 |
社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険適用 |
募集人数 |
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選考日時 |
随時 |
選考基準 |
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応募締め切り |
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