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大阪母子医療センター
大阪母子医療センター研究所
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小児外科

小児外科

研修目標

当センター小児外科におけるレジデントII・非常勤医研修では、

  • 小児外科における基本的な診断技術と診断能力の習得
  • 小児外科における各種検査手技の習得
  • 小児外科における種々の疾患に対する術前・術後管理の習得
  • 新生児外科手術を含む手術手技の習得

を目指しています。また、日本小児外科学会における小児外科専門医を取得する際に必要となる手術経験数については、新生児外科の要件数全て、それ以外の手術は要件数の半分以上が経験できることを目標にしています。また、小児外科専門医取得の要件となる学会発表・論文発表についても丁寧な指導を心がけています。

診療科の手術実績

過去5年間(2019~2023)の合計数
手術等の種類 件数
手術件数 (全麻下検査を除く) 2405
うち新生児手術件数 248
うち内視鏡外科手術件数 923
全麻下検査件数 (気道・消化管内視鏡など) 37
総全麻症例件数 2433
出生前診断のあった新生児外科症例数 188
主な手術の内訳
鼠径ヘルニア手術 676
(内視鏡下鼠径ヘルニア手術) (671)
胃瘻造設術(経皮内視鏡的を含む) 137
臍ヘルニア手術 78
人工肛門・腸瘻閉鎖術 54
鎖肛根治術 35
虫垂切除術

73

人工肛門・腸瘻造設術 54
腸閉鎖症手術(十二指腸を含む) 26
横隔膜ヘルニア根治術 43
胃噴門形成術 18
悪性腫瘍全摘術 24
肺切除術 36
胆道拡張症手術 16
食道閉鎖症根治術 16
漏斗胸修復術(Nuss手術) 14
ヒルシュスプルング病根治術 7
胆道閉鎖症手術 12
肝切除術 9
腸回転異常症手術(中腸軸捻転) 10

レジデント(または相当する若手)に経験させるべき手術術式と目標数

1年間で、新生児手術術者5例以上(同助手15例以上)経験できることを目標にする。
鼠径ヘルニア類手術術者40例以上、その他の6歳未満の小児手術術者50例以上を経験させる。

診療科の学会発表数・論文数(2023年)

学会発表 48件、論文 20編

レジデント(または相当する若手)の学会発表、論文数

1年間で、学会発表3件以上の発表、論文(症例報告を含む)1編以上の執筆を目標とする。
その他として1年間で、抄読会担当6回以上、臨床研究1件以上を経験させる。

先輩の声

現在、小児外科は8人体制で日々、子供たちの診療、手術を行っています。朝は入院している患児を回診し、治療方針を話し合います。手術日は週3日で、小児外科日常疾患から新生児、悪性腫瘍や小児外科の高難度手術が数多く行われています。技術、経験の豊富な指導医が多く、指導体制は申し分ないと思います。当センターは近畿圏では有数の子供の専門病院で各科の専門医が集まっており、様々な合併症を抱えた患児の手術経験ができます。各科の垣根も低く、合同カンファレンスも多く、子供がより良い医療をうけるためにレジントが研鑽を積むことができる病院です。

(平成16年卒、男性医師A)

当院小児外科のレンジデントは、典型的な鼡径ヘルニア手術から数多くの新生児疾患を主治医として経験することができ、多くの症例(新生児手術を含めて)を学ぶことが可能です。指導医を含めたスタッフが丁寧に指導してくれますので安心して手術を学ぶことができます。また、同じレジデントの仲間が地元大阪周辺を含め全国各地から来ます(毎年だいたい2~3名)。仲間とともにお互いが刺激し合って切磋琢磨し、充実した研修を積むことができます。皆さんの医師キャリアの中で、必ず有意義な経験になることでしょう。

(平成18年卒、男性医師B)