GREETING看護部長からのご挨拶

大阪母子医療センター看護部は「親と子のきずなを大切に心のこもった看護を提供します」を看護部の理念としています。さまざまな健康レベルにある妊産褥婦・新生児・小児・そのご家族が、安全で安心できる看護を目指しております。

妊産婦さんには、自分らしく満足する出産を迎えられるよう、バースプランを尊重して支援しています。高度医療機関の中でも助産外来を開設しており、お一人おひとりに寄り添った丁寧な対応に努めております。出産後は、褥婦さんの身体の回復を支え、母乳分泌を促すようお手伝いします。さらに、退院後の母と子の健やかな生活といのちを支えるために、産後ケアを積極的にお受けしています。

小児の患者さんには「大阪母子医療センター子ども憲章」を制定し、子どもが安心して医療を受けられ、できるだけご家族と一緒に過ごせるように配慮しております。子どもたちが自分の病気のことを年齢相応に理解し、納得して治療に取り組めるよう支援しております。治療中であっても遊びや学習の機会が保障されるよう、医師をはじめ保育士、心理士、ホスピタルプレイ士、学校教員など多職種と連携しております。

集中治療が必要な新生児や先天性疾患をもつ患者さんや重症な患者さんには、医師と連携しながら高度専門治療と繊細なケアを提供します。

医療的ケアが必要な子どもとそのご家族には、在宅移行支援病床でケアの練習をサポートし、ケースワーカー・保健師・在宅担当心理士など患者支援センターとともに、地域と連携しています。

全ての患者さんが、安心して家庭生活が送れるように、病院から地域へ切れ目のない支援を目指しています。

看護師一人ひとりが当センターで働くことに使命感をもち、やりがいを感じて働くために教育・研修の充実を図り、キャリアアップできるよう支援していきます。専門的な知識と熟練した技術を磨きつづけて、質の高い看護の実践ができるよう努めていきたいと考えております。

大阪母子医療センター　看護部長
田中 はるみ

2025年4月