病院長からのごあいさつ

病院長からのごあいさつ

大阪母子医療センターのホームページへのアクセスありがとうございます。私は、このたび木内恵子前院長の後任として4月1日に大阪母子医療センター病院長に就任いたしました川田博昭です。当院のご紹介とご挨拶をさせていただきます。

大阪母子医療センターは、全国で最も早く設立された周産期センター・小児医療センターで、1981年に周産期医療施設として開院、1991年に小児医療部門を設置、研究所を併設しました。その歩みの中で、他の病院で生まれた新生児を、当センターのドクターカーで迎えに行く「新生児搬送」や他の入院施設に搬送する「三角搬送」を主体とした新生児診療相互援助システム(NMCS)の基幹病院、府内全域からの産科救急母体搬送の受入れ・コーディネート業務を担う産婦人科診療相互援助システム(OGCS)の基幹病院となり、1999年には総合周産期母子医療センターに指定されております。さらに、府内の医療機関で高度な医療が必要な小児患者が発生した場合の患者受入れ及びコーディネートを実施する大阪府重篤小児患者受入ネットワーク拠点施設に指定され、本ネットワークは本年度より本格運用開始となりました。また、1991年よりWHO研究協力センターに指定され、2013年より小児がん拠点病院に指定されています。

高度な周産期・小児医療を提供することが当センターの使命でありますが、「当センターの敷居が高い。」とのおしかりの言葉を地域の先生方や患者さんご家族の皆さんより頂戴してまいりました。妊婦さんには紹介状なしでも受診していただけるようにしておりますが、正常産や重篤疾患以外にもより一般的な小児疾病を積極的に担当したいと考えています。

2014年の新手術棟開設に伴う小児集中治療室(PICU)の増床と小児集中治療科医師の増員により、救急指定病院にはなっていないものの、地域の先生方からご紹介いただいた救急患者さんを断らない医療が可能となっております。本年4月1日には8床の急性期病棟を再開棟し、救急患者さんの受け入れ態勢をさらに強化しました。長期入院患者さん、ご家族の皆さんには、2014年に新ファミリーハウスを建設し、2015年9月に大阪府立羽曳野支援学校母子医療センター分教室の新教室を開設しております。

さらに、患者さんからの相談やセカンドオピニオン受付の受け入れ窓口としての患者支援センターやPICUホットライン、小児がん・白血病ホットラインなどの設置・充実により敷居を少しでも低くするべく努めるとともに、地域医療連携システムの構築をすすめてまいります。

今後も急性期医療を充実させ、地域の先生方のご協力により移行(期)医療を推進するとともに、次の時代にむけて必要度が増すであろう慢性期医療の拡充についても努力してまいります。

病院長が代わりましても当センターがめざす医療は変わらないことをお伝えしたいと考えます。これまで通り、患者さんとご家族の皆さんに「勇気・夢 そして笑顔」を届けられるようによりよい医療を推進する所存でおります。そのためには、地域の先生方のみならず、患者さんとご家族の皆さんから忌憚のないご意見を頂き、どんなことでも気軽に相談して頂けることが必要です。

皆さんのご支援、ご協力、よろしくお願い申し上げます。

(2018年4月)
大阪母子医療センター
病院長 川田 博昭