病院長からのごあいさつ

病院長からのごあいさつ

  大阪母子医療センターのホームページへのアクセス、ありがとうございます。大阪母子医療センターは、全国で最も早く設立された周産期センター・小児医療センターで、1981年に周産期医療施設として開院し、1991年に小児医療部門を設置、研究所を併設しました。2006年より地方独立行政法人大阪府立病院機構に移行しております。その歩みの中で、他の病院で生まれた新生児を当センターのドクターカーで迎えに行く「新生児搬送」や他の入院施設に搬送する「三角搬送」を主体とした新生児診療相互援助システム(NMCS)の基幹病院、府内全域からの産科救急母体搬送の受入れ・コーディネート業務を担う産婦人科診療相互援助システム(OGCS)の基幹病院となりました。1999年に総合周産期母子医療センターに、2018年には府内の医療機関で高度な医療が必要な小児患者が発生した場合の患者受入れ及びコーディネートを実施する大阪府重篤小児患者受入ネットワーク拠点施設に、それぞれ指定されております。また、1991年よりWHO研究協力センターに指定されています。
  「母と子、そして家族が笑顔になれるよう 質の高い医療と研究を推進します。」の基本理念のもと、高度な周産期・小児医療を提供することが当センターの使命であります。2020年から続くCOVID-19感染症に対して、当センターは小児のCOVID-19陽性者の受け入れ病床を確保し、診療してきましたが、大阪府(保健所)が重症陽性者と認定した患者さんのみを診療し、周産期・小児期の専門病院としての今まで通りの診療を維持することにも注力してきました。これは、COVID-19陽性の小児患者さんが少なかっただけでなく、地域の医療機関の皆さんが、軽症、中等症の陽性小児患者の(入院)診療を積極的に行ってくださったからだと思います。深謝いたします。
  今までの診療の継続という意味では、特に、昨年12月には大阪府より二次救急告示医療機関に認定されたこともあり、中毒、熱傷、多発外傷以外の重症救急患者さんのみならず二次救急患者さんの診療も、積極的に、責任をもって担当させていただきます。また、在宅医療の推進、地域医療連携システム(南大阪MOCOネット)を軸とした移行期医療の推進、大阪府より業務委託された移行期医療支援センターの業務としての府内の移行期医療体制の確立など、慢性期医療の拡充にも努力してまいります。

  最後になりますが、質の高い医療を推進するためには、地域の先生方のみならず、患者さんとご家族の皆さんから忌憚のないご意見を頂き、どんなことでも気軽に相談して頂けることが必要です。皆さんのご支援、ご協力、よろしくお願い申し上げます。

 

(2021年4月)
大阪母子医療センター
病院長 川田 博昭