たばこを止めたいのに止められない!!どうすればいいのでしょう!!
母子医療センターではあなたの禁煙をサポートします!
主に現在妊娠中、産後、またはお子さまが通院中で、禁煙を希望されるご両親、妊産婦のご主人を対象にしています。母子医療センターに通院していない妊産婦や妊娠前に禁煙したいという方も受付ていますので、お気軽にご相談ください。
診察曜日 | 毎週火曜日(ただし、祝日を除く) 13:00~16:00 |
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診察場所 | 母性内科外来 |
平成18年4月から診察に関しては保険適用になりました。ただし、喫煙歴、受診回数、すぐに禁煙希望であるか否か、によって適用にならない場合もあります。保険適用か否か、費用などにつきましては診察前にご確認ください。
詳細についてのお問合せは担当者(母性内科:和栗)までよろしくお願いします。
当外来は全て予約制です。母子医療センターに通院中の方は主治医にご相談ください。
通院中でない方は、Web予約でお申込みください。
電 話 | 0725-56-9890(直通) |
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たばこの害って何かしら?本当にそんなに悪いものでしょうか?
喫煙は肺がんだけでなく、全身のがんを増加させます。
喫煙は動脈硬化を促進し、心筋梗塞や閉塞性末梢動脈疾患、慢性呼吸器疾患、脳動脈硬化性疾患を引き起こします。
妊娠・出産時には本人のみならず、周囲の喫煙によっても胎児の発育不全、早産等による低体重児の出生を引き起こすことがあります。乳幼児突然死症候群との関連も強く指摘されています。
妊娠したら止めようと思うけど…
不妊症が2倍程度に増加する事が外国で報告されています。
妊娠時の喫煙では早産や周産期死亡の比率が1.2~1.4倍に上昇します。
妊産婦本人の喫煙だけでなく、家族やその周囲の喫煙によっても低体重児など胎児の発育遅延が1.2倍に増加することが報告されています。
これは一酸化炭素による低酸素血症と胎盤を通過ごする有害物質の影響によるものと言われていますが、妊娠初期までに禁煙すればこのリスクは改善します。
※乳幼児突然死症候群が喫煙家庭で多いこともわかってきました。
(父親のみ喫煙1.5倍、母親のみ喫煙4倍、両親喫煙10倍)
出産後はたばこを吸っても大丈夫ですか?母乳への影響はありますか?
母乳には血液中と比べて約3倍のニコチンが含まれています。新生児の夜泣きや不機嫌などはニコチン切れの症状で、明らかにニコチン中毒に陥っているのです。そうであるからといって、授乳をやめるということはしないで禁煙しましょう。
夫や他の家族がたばこを吸うことで赤ちゃんへの影響は出ますか?
たばこの煙で周囲の人は流涙、目のかゆみ、鼻汁、咳、頭痛などを引き起こされることは日常的に観察される事ですが、これは副流煙が主流煙に比べアルカリ性で有り、刺激性が高く有害物質の含有量も多いために起こっているのです。
3歳児の喘息様気管支炎は家庭内喫煙がない場合に比べ、20本以上喫煙する家族が同居する場合は2倍に、母親が喫煙する場合は3倍にも増加する事が報告されています。
軽いたばこに変えればいいですか? 本数を減らせばいいですか?
軽いたばこ、本数を減らす事どちらを取ってみても身体によいとは言えません。
軽いたばこにすると今までと同じ吸い方では今まで通りのニコチンやタールが身体に入りません。「満足感が無い」。そうなると自然に吸い方を変え深く吸ったり、何度も吸うということが起こります。本数を減らしていく事も難しくなるのです。
たばこの害をなくそうとすれば吸わないことしかないのですよ。
どうしても一人では止められない・・・力になってくれる人はいるのでしょうか?
母性内科の先生、産科の先生、外来・病棟の看護師、保健師等が止めたい気持ちを持った妊産婦、産婦さん、お子さんの看護・介護に当たるお母さんの「禁煙をサポートします。」
1回で成功しなくっても頑張る気持ちを応援しつづけます。