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妊娠中について

流早産予防外来

流早産予防外来では、2回以上繰り返す流産や、原因不明の死産・新生児死亡によって生児を得られない方、早産既往の患者様について、以前の妊娠分娩歴を詳細に確認し、今回の妊娠での流早産予防への対応を行っています。また妊娠高血圧の既往のある方への対応も行っています。

診療内容

これまでに自然早産をされたことのある妊産婦さんへ

妊娠22-36週の早い時期のお産を早産といいます。早産は母児ともに負担のかかる妊娠のトラブルであり、自然の早産をされたことのある方は次の妊娠での早産の心配が通常よりも高くなります(早産のハイリスク)。
当センターでは早産の予防として、生活環境・習慣の改善を指導することに加えて、切迫早産の治療(入院安静や子宮収縮抑制剤治療)、子宮頚管縫縮術、細菌性腟症の治療などを妊産婦の状態にあわせて行います。
早産のリスクを評価するためには、子宮の出口の長さ(子宮頚管長)を経腟超音波検査にて測定します。妊娠中期の標準的な長さは約4cmであり、短い場合には早産のリスクが上昇します。早い妊娠週数に極端に短くなった場合には入院治療が必要です。

これまでに自然早産をされたことのある妊産婦さんへ

不育症について

不育症は2回以上繰り返す流産や、原因不明の死産・新生児死亡のために生児を得ることが出来ていない状態を指します。原因が不明であることも多くありますが、子宮形態異常、甲状腺機能異常、夫婦の染色体異常、抗リン脂質抗体症候群、凝固因子異常等が原因であることがあります。当センターでは母性内科と産科が連携して、不育症に対する詳細な評価と必要に応じた治療を行っています。