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プレコンセプションケア(妊娠前相談)外来のご案内

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プレコンセプションケア(妊娠前相談)外来のご案内

コンセプションとは妊娠・受胎、つまりおなかの中に新しい命を授かることをいいます。プレコンセプションケアとは、妊娠前に女性とパートナーが将来の妊娠を考えて準備することです。妊娠を望む方にとって妊娠前の健康状態の改善は、元気な赤ちゃんを授かるチャンスを増やすこと、母児ともに安全な妊娠・出産ができるからだづくりに直接つながります。プレコンセプションケアは、妊娠を計画している女性だけではなく、すべての妊娠可能年齢の女性にとって大切なケアです。自分を管理して健康な生活習慣を身につけること、それは単に健康を維持するだけではなく、よりすてきな人生を送ることにつながるでしょう。  

当センターが開設された1981年から、母性内科では様々な「内科疾患を持つ女性」の妊娠中の管理を中心に行い、実績を積んできました。妊娠前からご紹介いただき、治療・管理後に無事に妊娠・分娩された方々もおられますが、妊娠前管理を十分に行われない状態での妊娠や、健診・人間ドックなどで検査異常が指摘されていたのを放置していたり、全く検査を受けたことがなく妊娠してから病気が見つかる場合もあり、妊娠前からの管理ができていればと悔やまれるケースも多く経験してきました。

欧米では2013年に世界保健機構(WHO)がプレコンセプションケアを提唱しました。本邦では2015年に国立成育医療センターでプレコンセプションケアセンターが開設されました。そこで、2023年6月より、当センターにおきましても、プレコンセプションケア外来を開設することとなりました。

当センターの「プレコンセプションケア外来」では特に、現在ご病気をお持ちの方、将来の妊娠・出産についてのご相談に力を入れています。現在通院加療中ではないが、既往症がある方、健診・人間ドック等で要精検・治療と言われたことがある方も受け付けています。また、これまでに妊娠に関する情報が十分ではなかったご病気の妊娠・出産に関する情報を集め、すべての方に妊娠前に知っておいていただきたい最新の情報を、発信していきたいと思います。

なお、当センターでは不妊検査・治療はしておりません(必要に応じ、近隣不妊治療クリニック/婦人科クリニックにご紹介します)

一方、妊娠を考えている女性・パートナーで妊娠前から禁煙をしておきたい、という場合は禁煙外来、現在飲んでいるお薬に関する相談は妊娠と薬外来、妊娠したけれど(流産・死産・早産など)これまでに思うような結果が得られなかった場合は、産科流早産予防外来でご相談ください。

対象の方:妊娠を考えている女性(家族お一人同席可)

  • 持病がある方
    糖尿病、やせ/肥満症、甲状腺疾患、高血圧、腎疾患、リウマチ・膠原病、心疾患(先天性心疾患、不整脈など)、消化器疾患(潰瘍性大腸炎、ウイルス性肝炎/HBVHCVなど)、呼吸器疾患(気管支喘息など)、血液疾患(特発性血小板減少性紫斑病/ITP、貧血など)、神経疾患(てんかんなど)、等。
  • 現在通院加療中でないが、既往症(先天性心疾患、脳血管疾患、血栓症など)がある方、健診・人間ドック等でやせ/肥満・高血圧・血糖高値の指摘を受けた方、血液・尿検査等で要精検・治療と言われたことがある方。
  • 原則、「紹介状あり」としますが、「紹介状なし」の場合も受診可能です。

プレコンセプションケア外来の予約方法について

プレコンプションケア外来は、かかりつけ医(内科・小児科・産婦人科等)からの紹介が主ですが、健診・人間ドック等でやせ/肥満、血圧、血液・尿検査等で要精検・治療と言われた方はかかりつけ医なしの場合でも受付けています。

かかりつけ医からの場合は、初診予約申込書と「診療情報提供書」を患者支援センター(地域連携)初診予約係にFAXしてください。
かかりつけ医がない場合は、患者さんご自身でWeb予約で申し込みいただき、当日健診・人間ドック結果をご持参ください。

FAX

0725-56-5605 患者支援センター(地域連携)初診予約係

受付時間 8:30~16:50
外来日 月・火・木曜日 午前(祝日は除く)
受診時間

月曜日:9:30~10:30
火曜日:9:30~10:3010:30~11:30

木曜日:9:30~10:3010:30~11:30

1人(1組)3060分程度です。要予約
費用 紹介状あり(基礎疾患あり)は初診・再診料、検査費用は保険適用で行います。
紹介状がない場合は、自費負担になります。

※相談は1回の予定ですが、必要に応じて、外来管理・検査を複数回行う場合もあります。

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