
分子遺伝病研究部門では様々な遺伝性疾患(分子遺伝病)の病態について、様々な技術を用いて病態を明らかにし、将来的な治療法に結びつく研究を行っています。25年間にわたって和田芳直前部長は質量分析の手法を用いて多くの成果をあげてきました。
岡本は病院の遺伝診療科の診療を通じて、様々な遺伝性疾患の診断や原因解明、健康管理に関する研究を行ってきました。遺伝性疾患の診断に関する技術や情報は年々進歩しており、従来は原因不明であった多くの疾患において、責任遺伝子が同定されています。新たな代謝経路も解明されています。
大阪母子医療センターは研究所が併設された数少ない小児病院のひとつです。臨床と研究の連携を深め、新たな研究成果をあげていきたいと考えています。
分子遺伝病研究部門
部長 岡本 伸彦