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研究所の概要

研究所長からのごあいさつ

研究所長写真

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大阪母子医療センター研究所は、周産期および小児発達期における疾患の原因解明と治療法の開発をめざし、母子医療に関する研究機関として1991年に開設されました。4つの研究部門では、発生と成長発達に関わる様々な疾病や早産の原因や病態成立機序を明らかにし、将来的な治療にむけた研究を行っています。

私は遺伝診療科において、様々な遺伝性疾患について、新たな疾病概念の確立や診断方法、健康管理について診療と研究を行ってきました。特に小児の稀少難治性疾患の病態解明と治療法開発は最大の研究テーマです。

米国などではほとんどの小児病院に研究所が併設されています。日本で研究所の併設されている小児病院は少ないです。臨床現場で疑問に感じたことを研究できる体制ができています。病院と研究所との連携をさらに深め、臨床に還元できる研究成果を得ることを考えています。稀少難病については、各種解析技術やiPS細胞を応用して病態を明らかにしたいと考えています。
大阪大学をはじめとする外部の大学や研究機関とも連携し、若い研究者の育成も行っています。なお、令和2年より、大阪府立病院機構と大阪府立大学生命環境科学研究科および理学系研究科との間で教育研究協定が締結されました。今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。

大阪母子医療センター
研究所長 岡本 伸彦

主な学会活動

日本人類遺伝学会評議員
日本小児遺伝学会理事
米国および欧州人類遺伝学会会員
日本先天異常学会評議員

※専門分野:臨床遺伝学 神経遺伝学 先天異常学