検査には血を固めてその上澄み(血清)を検査するものや血液が固まらないようにして血球を調べるもの、その上澄み(血漿)を調べるものなどがあります。
検査の目的によって採血管には違う薬が入っています。たとえば血糖を測る検査では採血してから検査をするまでに糖が分解してしまうのを防ぐ薬が入っています。
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血液学検査用採血管 抗凝固剤:EDTA2K血球の膜を保護するので血球数算定・血液像などの検査に使います |
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血糖検査用採血管抗凝固剤:フッ化Na・ヘパリンNa 血球による糖の分解を防ぐので血糖の検査に使います |
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生化学・免疫検査用採血管 抗凝固剤:なし 血を固まらせてその上清(血清)を使う検査に使います |
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緊急検査・生化学検査用採血管 抗凝固剤:ヘパリンリチウム 電解質、肝機能検査などの生化学検査に使います |
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この他にも検査の種類によってさまざまな採血管が使われています |
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