体を構成するさまざまな組織の細胞を顕微鏡を使って観察し、その状態を診断します。
病理検査室では出産を終えた後の胎盤について、計測と目視による形態検査を行います。
また、早産や胎児の発育遅延、妊娠中の感染が疑われる場合、流産や死産した場合などはさらに詳しく調べるため胎盤組織の細胞を観察します。
これらを詳しく調べることで妊娠中の赤ちゃんの状態を知ることができます。
手術で取れた組織の最終的な病理診断をはじめ、手術をしないで針を使って取り出した組織などをいろいろな種類の特殊染色を用いて観察し診断します。
また、さまざまな外科手術中にその組織が悪性であるか良性であるかをその時点で判断し、手術中の医師に報告することでその後の手術の方針を決める情報を提供することもあります。
妊娠中に子宮頚管から細胞を採取して妊産婦に稀にみられる子宮ガンの検診を行います。
また、小児では尿や腹水、胸水などの体液中の細胞を観察します。
不幸にして亡くなられたご遺体に対してその原因を探るためご家族の同意のもとに行っています。
竹内 真
主任部長
主な専攻分野 | 日本病理学会認定病理専門医・指導医 日本小児科学会認定小児科専門医 |
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所属学会・資格など | 日本病理学会 日本小児病理研究会 |
小児医療部門
(内科系)
中央診療部門