MENU MENU CLOSE CLOSE

調べる

診療科・部門のご案内

キービジュアル

リハビリテーション科

リハビリテーション科の概要

リハビリテーション(rehabilitation)(以下リハと省略します)のもつ本来の意味は、再び(re-)能力を持たせる(habilitation)とされています。歴史的にリハはさまざまに定義されていましたが、現在は「障害を持った人々が、地域において持てる能力を最大限に発揮し、人権が尊重され、生き甲斐をもった生活を送れる様に、障害者やその家族を中心に共通の目標に向かってチームで援助する活動」と定義されています。リハの最終目標は、障害のある人たちを一人の市民として地域で健常者と変わりなく生活できるようにすることにあります。リハを必要とする対象患者は何らかの「障害」を有していると考えられます。障害とは「ある人にとって、したいという意志があるにかかわらずできないことあるいは困難なこと」と定義されますが、「障害」は万人にとって普遍的な概念ではなく、「障害」を感じる個々により変化する相対的な概念であると考えられています。また、同じ人で病状が変化することで「障害」が重くなることもあれば、病状が安定していても成長や周囲環境の変化にて「障害」と感ずる部分が変わっていくこともあります。一方で小児では、精神運動発達にともない運動技能は発達してゆき、児をとりまく環境も日々変化します。このため小児においては、児が感ずる障害が変化してゆきます。このことが、自然発達を終え周囲環境の変化が少ない成人との大きな違いであり、障害を有する小児に対しては成人と異なったアプローチが必要となります。
リハビリテーション科ではリハ・育療部門所属の各療法士と協力して、障害を有する子どもたちの社会復帰、社会参加をお手伝いいたします。

診療のご案内

主な業務

当センターでのリハビリテーションの対象となるのは、全ての「なんらかの障害を有する小児」ですが、現在は母子医療センターに入院中の子ども、および合併疾患を有し他の施設ではリハを受入れることが困難な子どもたちを中心にしております。外来診察では、入院中にリハ介入を行っていた子どもたちや他の診療科に受診されている介入が必要そうな子どもたちに対して、リハ分野での地域移行や発達支援を行うことで、地域他職種との連携をとりつつ、子どもたちの発達を見守る体制作りを築く一翼を担っています。さらに日常生活や学校生活を送る上で必要となる補装具作成などを行っています。

関連リンク

診療実績(2022年)

  • 初診患者数 外来21名、入院 370名
  • 補装具作成件数(障害者手帳に基づく交付分)137件

スタッフ紹介

  • 田村 太資

    主任部長

    田村 太資
    主な専攻分野 四肢先天異常の外科的再建 麻痺性疾患の外科的再建 小児リハビリテーション 
    所属学会・資格など 資格 日本整形外科学会認定 専門医・指導医 日本リハビリテーション医学会認定 専門医・指導医 日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医 日本整形外科学会認定 リウマチ医 日本整形外科学会認定 スポーツ医 義肢装具等適合判定医師 身体障害者福祉法第15条の規定に基づく指定医師(肢体不自由) 学会活動  日本整形外科学会 日本リハビリテーション医学会 代議員 日本小児整形外科学会 評議員 日本創外固定骨延長学会 幹事 日本小児股関節研究会 幹事 近畿小児整形外科懇話会 世話人
    略歴 1996年大阪大学卒 医学博士
    ひとこと

    整形外科のページはこちら

  • 山中 理菜

    リハビリテーション科 非常勤医師