診療情報管理室は、診療記録及び診療情報を適切に管理し、そこに含まれる情報を活用することにより、医療の「質の向上」及び「安全管理」に寄与する業務を行っています。
診療記録に含まれている情報は、「診療の継続」「医療従事者の研究及び教育」「病院経営」「公衆衛生」の観点からも非常に重要です。その価値を最大限発揮させることができるよう公的な記録として厳密に管理しています。
医療スタッフと患者さんが診療情報を共有することで、よりよい医療サービスを提供できるよう情報管理の側面から支援しています。
当室は、1983年に診療録管理士1名が配置され、退院患者情報の登録及び「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第9版(以下、ICD-9)」に基づく疾病統計を開始しました。1993年に「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10版(以下、ICD-10)」が発行されたことを受け、1994年1月退院患者からは、ICD-10による疾病統計を行っています。1998年には、ICD-9に基づき作成されたデータベースをICD-10に基いた集計が可能なよう、データベースの移行を実施し、それに併せて診療録管理士配属以前の1981年から1983年までの退院患者情報の登録を行いました。これにより、開院からの全退院患者のデータベースを保有することとなり、ICD-10に基づく疾病統計が可能な体制が確立しました。
また、当センターは、長期に経過を見守ることが必要となる周産期・小児専門病院であることから診療情報を重要な位置づけとしており、開院から現在までに受診された全ての患者の診療情報を閲覧できる体制を整備しています。
さらには、時代変化や社会情勢の影響を受け「物の管理」から「情報の管理」や「運用の管理」加えて「データの二次利用」へと刻一刻と変化し、業務内容も幅広くなってきています。
平位 健治
室長
所属学会・資格など | 日本診療情報管理学会 日本診療情報管理士会 近畿病歴管理セミナー 診療情報管理士(四病院団体協議会および医療研修推進財団) 院内がん登録実務中級者(国立研究開発法人国立がん研究センター) 診療報酬請求事務能力認定試験(公益財団法人 日本医療保険事務協会) DPCコース修了(社団法人日本病院会) |
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松田 美優
技師
所属学会・資格など | 日本診療情報管理学会 近畿病歴管理セミナー 医療事故・紛争対応研究会 診療情報管理士(四病院団体協議会および医療研修推進財団) 医療情報技師(一般社団法人日本医療情報学会) 院内がん登録実務中級者(国立研究開発法人国立がん研究センター) 院内がん登録小児がん実務者(国立研究開発法人国立がん研究センター) 診療報酬請求事務能力認定試験(公益財団法人日本医療保険事務協会) DPCコース修了(社団法人日本病院会) |
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小児医療部門
(内科系)
中央診療部門