MENU MENU CLOSE CLOSE

調べる

診療科・部門のご案内

キービジュアル

口腔外科

診療科の概要

口腔外科は、口唇裂・口蓋裂の総合一貫治療を目的に、全国でも数少ない唇裂・口蓋裂を専門とした医療機関として1987年に開設されました。「手術治療」、「言語の治療」そして「顔の成長発達の治療」を、同じ場所で系統的に受けて頂くことができるように、口腔外科医、言語聴覚士、矯正歯科が一つの診療科の中で、長期間にわたるフォローアップ体制を確立しています。また、小児総合病院の特徴を生かし、院内の新生児科、耳鼻咽喉科、その他多くの専門家と共に、お子様の様々な問題に対処していきます。また口唇裂・口蓋裂だけでなく、小児の口腔外科的な疾患について、広く診療を行っています。

主な対象疾患

口唇裂・口蓋裂

大阪府内での発生数の半数を超える、年間90例前後の一次症例を診察しています。府内はもとより西日本各地からも受診して頂いており、唇裂初回手術約50件、口蓋裂初回手術約70件、顎裂部骨移植術40件など、年間の唇裂・口蓋裂関連手術は200件を超えています。

巨舌症

Beckwith-Wiedemann症候群やリンパ管腫による巨舌症の治療を行っています。

正中埋伏過剰歯、乳歯晩期残存、永久歯萌出遅延

2泊3日での全身麻酔下抜歯術、歯牙開窓術を行っています。

舌小帯短縮症

言語評価を行い切除術か検討しております。

主な検査と治療

唇裂に対しては生後3ヵ月で口唇形成術を行っています。
口蓋裂のみの患児では1歳前後に1回で手術を行います。
口唇と口蓋の裂が交通している完全唇裂口蓋裂患児における口蓋裂手術は1歳前後と1歳半前後の2回に分けて行っています。8~10歳で顎裂部への骨移植術、14、15歳で口唇・外鼻の修正手術を行い治療が終了を迎えます。
当科では、完全唇裂口蓋裂児に対する口蓋裂手術に、特別な工夫を凝らしています。
従来から、本邦では口蓋閉鎖術にはプッシュバック法という手術法を主に用いていますが、この手術法を適用した場合、安定した言語成績が得られるものの、上顎骨発育障害を引き起こします。そのため、当科の西尾らは言語と顎発育の両面から満足の得られる口蓋裂手術法の改良を模索し、1996年から軟口蓋閉鎖を12ヵ月時に、硬口蓋閉鎖を18ヵ月時に施す早期二期的口蓋裂手術を開発しました。最近の調査により、早期二期的口蓋裂手術を施した場合、より良好な顎発育と言語発達が得られる事が確認されています。
口蓋裂を有する患児では、言語の障害が残り易くなってしまうのですが、この間、言語聴覚士による言語訓練が行われ、就学時までに90%以上のお子様が正常言語機能を獲得しています。
口唇裂・口蓋裂に伴う噛み合わせの異常(歯列不正)に対しては矯正歯科医が対応しています。幼児期に強い受け口(骨格性反対咬合)を認めた場合には、早い時期から上顎骨前方牽引療法を行っています。

関連リンク


    言語聴覚士

    唇裂・口蓋裂手術実績 (2010年~2021年)

      2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021

    唇裂
    一次手術

    48 40 50 59 43 53 33 39 50 32 52 42
    口蓋裂
    一次手術
    58 63 59 85 76 64 70 46 42 72 59 75
    顎裂部
    骨移術
    43 37 40 47 55 46 43 35 22 24 59 32
    口唇外鼻
    修正術
    53 66 44 55 34 63 46 72 63 67 30 60
    咽頭弁
    形成術
    7 2 1 4 7 8 6 7 12 6 6 2
    Latham
    装置
    固定術
    3 4 1 4 0 0 0 0 0 0 0 1
    口腔前庭
    形成術
    0 3 3 1 0 1 1 0 0 0 0 2
    下顎骨
    骨切り術
    2 0 2 0 1 3 2 3 1 1 2 3
    顎骨
    延長術
    0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 1
    上下顎骨骨切り術 1 0 0 0 1 9 9 6 7 8 7 1
    舌弁移植術 3 3 1 0 2 0 0 1 0 0 0 0
    舌固定術、
    舌縮小術
    2 0 0 2 3 9 18 9 4 9 13 5
    その他 0 0 3 4 13 25 22 41 60 36 27 19
    計(件) 220 218 204 261 233 281 251 259 262 255 255 243

    スタッフ紹介

    • 西尾 順太郎

      特別顧問

      主な専攻分野 口腔外科 口唇裂・口蓋裂
      所属学会・資格など 日本口腔外科学会指導医・専門医
    • 山西 整

      主任部長

      山西 整
      主な専攻分野 口腔外科 口唇裂・口蓋裂
      所属学会・資格など 日本口腔外科学会指導医・専門医 日本口蓋裂学会認定師 国際口腔顎顔面外科専門医 日本がん治療認定医機構  がん治療認定医(口腔外科) 日本口腔科学会指導医・認定医 大阪大学大学院歯学研究科 招へい准教授 日本口蓋裂学会 理事 日本口腔外科学会 代議員
    • 上松 節子

      副部長

      上松 節子
      主な専攻分野 矯正歯科
      所属学会・資格など 日本矯正歯科学会指導医・認定医 日本口蓋裂学会認定師 大阪大学大学院歯学研究科招へい教員
    • 大西(山元) 有理

      医長

      主な専攻分野 矯正歯科
      所属学会・資格など 日本矯正歯科学会認定医 日本口蓋裂学会認定師
    • 大槻 浩一

      診療主任

      主な専攻分野 口腔外科 口唇裂・口蓋裂
      所属学会・資格など 日本口腔外科学会認定医 日本口腔科学会認定医 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定師
    • 藤林 えみ

      レジデント

      主な専攻分野 口腔外科
      所属学会・資格など 日本口腔外科学会認定医 日本口腔科学会認定医
    • 桐越 晶子

      レジデント

      主な専攻分野 口腔外科
      所属学会・資格など 日本口腔外科学会認定医
    • 近藤 敬秀

      特別研究員

      主な専攻分野 口腔外科
      所属学会・資格など 日本口腔外科学会認定医
    • 木ノ島 麻紀子

      非常勤

      主な専攻分野 矯正歯科
      所属学会・資格など 日本矯正歯科学会認定医
    • 磯貝 由佳子

      非常勤

      主な専攻分野 矯正歯科
      所属学会・資格など 日本矯正歯科学会認定医
    • 井上 直子

      言語聴覚士

      主な専攻分野 音声言語 コミュニケーション障害
      所属学会・資格など 日本口蓋裂学会認定師 日本コミュニケーション障害学会
    • 井上 翠

      言語聴覚士

      主な専攻分野 音声言語 コミュニケーション障害
    • 林 久美子

      言語聴覚士(非常勤)

      主な専攻分野 音声言語 コミュニケーション障害
    • 斉藤 訓子

      言語聴覚士(非常勤)

      主な専攻分野 音声言語 コミュニケーション障害
    • 森 和美

      言語聴覚士(非常勤)

      主な専攻分野 音声言語 コミュニケーション障害
    • 森本 哲弘

      非常勤

      主な専攻分野 歯科・口腔外科 口腔インプラント
      所属学会・資格など もりもと歯科クリニック院長 口腔インプラント学会会員