栄養管理室は、フードサービスとニュートリショナルクリニカルサポートの両面から病院を支える部門です。
栄養管理により医療を支え、「食と栄養」というキーワードでハイリスクやローリスクの妊婦さんの出産と子どもの健やかな発育をサポートしています。
当センターでの食事は1日4食、朝食(8時)・昼食(12時)・おやつ(15時)・夕食(18時)提供しています。
温かい料理は温かい状態で、冷たい料理は冷たい状態で提供できるよう温冷配膳車を採用しております。食器はプラスチック製ではなく磁器食器を使用しております。(写真掲載のものとは異なります)。食事は一般食(常食)のみ、朝食を和食か洋食に選択できるようにしています。
入院患者の食事(妊産婦食・小児食・離乳食)は、疾病に合わせた種々の治療食を準備するとともに、小児の病態や成長発達に伴う咀嚼・嚥下能力に応じた調理形態、妊娠重症悪阻患者や重度の食思不振患者の個別対応食、栄養補助のための多種類の付加食などを提供しています。また雛祭りや七夕など年間約20回の「行事食」、お誕生日に月1回の「ケーキデー」、ご出産の方に「産後特別食」なども提供しています。
また、母性患者を対象に「なるほど、役に立つ」という知識とともに、食事の時間が「ほっとできる」ひと時になるよう、その日の食事に使用された食材に関する一口メモを添付しています。
朝食 | 昼食 | おやつ | 夕食 |
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8時 | 12時 | 15時 | 18時 |
温冷配膳車に出来上がった食事をセットしていきます。
一つ一つ間違いがないかダブルチェックを行っています。
1日に10~20種、約70リットルのミルクを作っています。ポットと分注器を使い、約500本の瓶に分注しています。他にも、経管栄養の注入用栄養剤バックにも分注しています。
管理栄養士を目指す実習生さんが、入院患者さんに手作りおやつを提供しています(年1~2回)
手作りおやつの内容はこちら(準備中)
小児 | |
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重症心身障害児 | 18q-症候群、4p-症候群、13q-症候群、13トリソミー、ダウン症、ATR-X症候群、ウォルフ・ヒルショルン症候群、ミラー・ディカー症候群、ラーセン症候群、CHARGE症候群、ダンディ・ウォーカー症候群、マルファン症候群、シャルコー・マリー・トゥース病、ファンコニー症候群、ミトコンドリア脳筋症、ライ症候群、レット症候群、先天性水痘症、先天性多発性関節拘縮症、ウエスト症候群、色素性乾皮症、脳性麻痺、脳梁低形成、痙攣麻痺、WPW症候群、症候性早期ミオクローヌス性脳症、食道裂孔ヘルニア、TAM後肝繊維症、急性腎不全、アデノイド増殖症、前脊髄動脈症候群、重症筋無力症、完全房室ブロック、三尖弁閉鎖症、前全脳泡症、小頭症、水痘症性無脳症、低酸素性脳症、福山型先天性筋ジストロフィー、ヘルペス脳炎 |
耐糖能異常 | 1型糖尿病、2型糖尿病、 BMT後発性糖尿病、新生児糖尿病、GH治療後発性糖尿病、薬剤性耐糖能異常 |
肥満・肥満予防 | 単純性肥満、プラダー・ウィリー症候群、ダウン症、ターナー症候群、CATCH22症候群、ROHHADNET症候群、Cohen症候群、1p36欠失症候群、クラインフェルター症候群、コルネリア・デランゲ症候群、3Pモノソミー、ウェーバー・クリスチャン症候群、22q13欠失、10p-症候群、口・顔・指症候群、ベックウィズ・ヴィーデマン症候群、MMR症候群、コフィン-サイリス症候群、歌舞伎メーキャップ症候群、ピエール・ロバン症候群、アーノルド・キアリ奇形、ルビンスタイン・タイビー症候群、ダンディ・ウォーカー症候群、自閉症、広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、クレチン病、高インスリン血症、成長ホルモン単独欠損症、副甲状腺機能低下症、副腎皮質過形成症、先天性多発性関節拘縮症、脳性麻痺、完全房室ブロック、薬剤性肥満、脳腫瘍、腎移植後、化学療法後、急性骨髄性白血病BMT後、B型肝炎、C型慢性肝炎、Maltreatment |
肥満による合併症 | 2型糖尿病、NASH、肝機能異常、高尿酸血症、脂質代謝異常、脂肪肝 |
低身長症・発育不良 | プラダー・ウィリー症候群、ダウン症、耳口蓋指症候群、Mowat-Wilson症候群、コルネリア・デランゲ症候群、染色体欠失性症候群、6p-症候群、15p26欠失、9q部分トリソミー、22p11.2欠失症候群、ターナー症候群、CATCH22症候群、モザイク染色体異常、X染色体微細欠失、低出生体重児、SGA性低身長、脊髄空洞症、ピエール・ロバン症候群、ヌーナン症候群、漏斗胸、VATER連合症候群、直腸肛門奇形術後、先天性嚢胞状腺腫瘍形成異常、腎移植後、小脳回症、先天性筋ミオパチー、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、小児持続性高インスリン血症、成長ホルモン単独欠損症、成長ホルモン分泌不全、思春期早発症、混合型性腺形成不全症、汎下垂体機能低下症、小児持続性高インスリン血症、慢性心不全、先天性大動脈弁狭窄症、心室中隔欠損症、完全型房室中隔欠損症、単心室症、先天性憎帽弁閉鎖症、左心低形成症候群、先天性肺動脈閉鎖、肺動脈分岐部狭窄症、ファロー四徴症、吸収不良症候群、慢性下痢症、難治性乳児下痢症、膵管胆管合流異常、便秘症、胃食道逆流症、上腸間膜動脈症候群、総排泄腔遺残、発達適応障害、広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、Maltreatment、低リン酸血症ビタミンD欠乏性くる病、頭蓋骨癒合症、脊髄奇形、骨系統疾患、顎変形症術後、硬口蓋裂術後、上顎奇形腫、下顎骨骨折、両側性唇顎口蓋裂、下顎前突出、鉄欠乏性貧血、食物アレルギー、偏食、摂食障害、ギラン・バレー症候群、スタージ・ウェーバ症候群、先天性横隔膜ヘルニア術後、新規線維腫症1型、運動発達遅滞、髄膜脳瘤、好中球減少症、腹壁破裂術後、睡眠リズム障害、神経性食欲不振症、強迫神経症、急性骨髄性白血病BMT後、急性リンパ性白血病 |
心疾患 | 慢性心不全 |
腎疾患 | 慢性腎不全保存期、VATER連合症候群、腹膜透析、BMT後発性急性腎不全、ネフローゼ症候群、バーター症候群 |
脂質代謝異常 | 高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症、BMT後発性高コレステロール血症、アラジール症候群 |
肝・胆・膵疾患 | 肝不全、胆道閉鎖症、急性膵炎、慢性膵炎、シュバッハマンダイヤモンド症候群 |
食道・胃・腸疾患 | 潰瘍性大腸炎、クローン病、短腸症候群、ヒルシュスプルング病、ヒルシュスプルング病類縁疾患、胃食道逆流症、胃食道逆流症術後ダンピング症候群、食道胃静脈瘤(門脈圧亢進症)、蛋白漏出性胃腸症、十二指腸潰瘍、慢性偽性イレウス、嘔吐症、周期性ACTH・ADH放出症候群、便秘症(ミルクアレルギー)、難治性下痢症、移植片対宿主病 |
骨代謝異常 | ビタミンD欠乏性くる病、食物アレルギー |
核酸代謝異常 | 高尿酸血症、APRT欠損症〈アデニン調整食〉 |
電解質異常 | テタニー |
脳・神経疾患 | Glut-1異常症〈ケトン食〉、難治性てんかん〈アトキンス法ケトン食、ケトン食〉 |
その他の先天代謝異常 | ウィルソン病〈銅制限食〉、シトリン欠損症 |
緩和ケア支援 | 脳腫瘍 |
母性 | |
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糖尿病 | 1型糖尿病合併妊娠、1型糖尿病(非妊婦)、 2型糖尿病合併妊娠、2型糖尿病(非妊婦)、妊娠糖尿病 |
肥満 | 妊娠期間中の過体重、肥満合併妊娠 |
高血圧 | 妊娠高血圧症候群 |
栄養不良 | 重症妊娠悪阻 |
その他 | 高血圧、慢性腎不全、高脂血症、高尿酸血症、胆石症、産褥性心筋症、胆道ジスキネジー、副甲状腺機能低下症、過敏性腸症候群 |
ウィルソン病の患者さんには、成長期に必要な栄養を摂りながら、在宅で銅制限食を続けていけるように、管理栄養士が「銅制限のための食品交換表」を使ってわかりやすく食事指導を行っています。
銅制限のための食品交換表(PDFファイル 473KB)はこちら >>
リン制限のための食品交換表(準備中)
現在、準備中です。
医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・臨床検査技師など多職種で構成した栄養サポートチームです。
全入院患者対象に病棟看護師が栄養スクリーニングを行い、主治医からの依頼により、栄養障害のある患者の栄養サポートを行っています。
毎週、火曜日15:30より病棟回診とカンファレンスを実施しており、介入後は栄養状態が改善するまで継続してサポートしています。退院後は、必要に応じて外来栄養指導に引き継いでいます。
2005年7月 | NST設立 |
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2006年6月 | 全入院患者対象(栄養管理実施加算) |
2010年9月 | 本格稼働(定期回診、定期カンファレンス開始) |
2011年4月 | NST稼働施設認定 |
2012年2月 |
NST専門療法士認定 西本裕紀子(管理栄養士)2017年2月更新 |
2013年2月 |
NST専門療法士認定 宮部祐子(薬剤師)、豊田利惠子(臨床検査技師) 2018年2月更新 |
2016年2月 | NST専門療法士認定 庵森靖弘(薬剤師) |
2016年4月 | NST稼働施設認定(更新) |
2018年2月 | NST専門療法士認定 藤田佳世(臨床検査技師) |
2021年4月 | NST稼働施設認定(更新) |
委員長 | 清水 義之 (集中治療科医) |
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副委員長 | 西本 裕紀子 (管理栄養士) 松尾 規佐 (看護師) |
委員 |
萩原 真一郎 (消化器・内分泌科医) 原 崇之 (口腔外科医) 白井 侑香 (薬剤師) 岩本 悠花 (薬剤師) 高橋 千明 (薬剤師) |
事務補助 |
藤本 愛 (栄養管理室) |
入院中の子どもを対象に「食べること」に興味を持ち、楽しくおいしく食べられるよう劇などを通じて啓発活動をしています。
長期入院されている患者を対象に、普段とは一味違った食事の時間をご家族と一緒に楽しんでいただけるよう、月1回の親子カフェテリアを開いています(現在休止中)。また、小児がん拠点病院の事業のひとつでもあるため栄養管理室が中心となり、様々な職種とともにワーキンググループ立ち上げ、より良いカフェテリアづくりを目指しています。 カフェテリアでは、シェフが腕によりをかけ、目の前で作った本格的な料理を堪能していただけます。
6月 フレンチ料理(ステーキピラフ他)
8月 フレンチ料理(スパゲティジャポネーズ他)
9月 フレンチ料理(活鯛の香草パン粉焼き他)
10月 オムライス&ハンバーグフェア他
12月 クリスマスフェア
2月 もこもこ二色鍋(海鮮寄せ鍋&牛しゃぶしゃぶ他)
4月 もこもこ御膳(天麩羅盛合せ他)
7月 イタリアン(厚切りベーコンのカルボナーラ他)
8月 すき焼き他
9月 秋の味覚フェア(チーズinハンバーグ他)
10月 もこもこ御膳~秋の御馳走(天麩羅盛合せ他)
11月 もこもこ寿司御膳(にぎり寿司他) 12月 クリスマスフェア(チキンのトマト煮込み~サンタクロースの贈り物他)
1月 もこもこ二色鍋(海鮮寄せ鍋&牛しゃぶしゃぶ他)
2月 中華料理(牛肉オイスターソース炒め他)
3月 もこもこ寿司御膳(にぎり寿司他)
4月 もこもこ御膳~春のにぎわい(天麩羅盛合せ他)
5月 フレンチ料理(ハンバーグステーキ他)
6月 中華料理(海老のチリソース炒め他)
7月 すき焼き他
8月 フレンチ料理(サーモンのクリームスパゲティ)
9月 秋のごちそう串揚げ(串揚げ食べ放題他)
10月 もこもこ御膳~秋の御馳走(天麩羅盛合せ他)
11月 もこもこ寿司御膳(にぎり寿司他)
12月 クリスマスフェア(チキンのトマト煮込み~サンタクロースの贈り物他)
1月 もこもこ二色鍋(海鮮寄せ鍋&牛しゃぶしゃぶ他)
2月 中華料理(牛ヒレステーキ中華風他)
3月 もこもこ寿司御膳(にぎり寿司他)
4月 春のごちそう串揚げ(串揚げ食べ放題他)
5月 フレンチ料理(牛フィレステーキ他)
6月 フレンチ料理(オムライス他)
7月 フレンチ料理(ハンバーグ他)
8月 すき焼き他
10月 秋のごちそう串揚げ(串揚げ食べ放題他)
11月 もこもこ寿司御膳(にぎり寿司他)
12月 もこもこwonder Xmas(チキンのクリーム煮込み~クリスマスツリー添え)
2月 もこもこ寿司御膳(にぎり寿司他)
3月 春の彩り和膳(天麩羅盛合せ他)
4月 春のごちそう串揚げ(串揚げ食べ放題他)
5月 フレンチ料理(牛フィレステーキ他)
6月 フレンチ料理(牛フィレカツレツ他)
7月 フレンチ料理(ハンバーグ他)
8月 すき焼き他
9月 チキンソテー
詳細、ご購入をお考えの方は
こちらをご覧ください。
西本 裕紀子
室長 (管理栄養士)
所属学会・資格など | 管理栄養士 小児栄養分野管理栄養士 博士(保健学) NST専門療法士(JSPEN認定) NR.サプリメントアドバイザー 日本臨床栄養協会認定 栄養相談専門士 日本栄養士会 日本臨床栄養協会(副理事長) 日本臨床栄養学会(評議員) 日本臨床栄養協会近畿地方会(世話人) 日本臨床栄養代謝学会(JSPEN) 日本糖尿病・妊娠学会 日本小児栄養研究会(世話人) 近畿輸液・栄養研究会(世話人) 小児栄養分野推進合同協議会(副代表) IBDの子どもと歩む会(世話人) 母子センターPWSの会 |
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麻原 明美
管理栄養士
所属学会・資格など | 管理栄養士 小児栄養分野管理栄養士 日本臨床栄養協会 日本小児栄養研究会 母子センターPWSの会 |
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加嶋 倫子
管理栄養士
所属学会・資格など | 管理栄養士 小児栄養分野管理栄養士 日本臨床栄養協会認定 栄養相談専門士 日本栄養士会 日本臨床栄養協会(評議員) 日本糖尿病・妊娠学会 日本臨床栄養協会近畿支部会(世話人) 日本小児栄養研究会 母子センターPWSの会 |
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伊藤 真緒
管理栄養士
所属学会・資格など | 管理栄養士 小児栄養分野管理栄養士 日本臨床栄養協会認定 栄養相談専門士 日本栄養士会 日本臨床栄養協会 日本小児栄養消化器肝臓学会 日本臨床栄養代謝学会(JSPEN) 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 日本小児栄養研究会 母子センターPWSの会 |
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藤本 素子
非常勤管理栄養士
所属学会・資格など | 管理栄養士 |
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石川 瞳
非常勤管理栄養士
所属学会・資格など | 管理栄養士 |
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藤本 愛
非常勤事務
小児医療部門
(内科系)
中央診療部門