ホスピタル・プレイ士とは大阪母子医療センターにおける院内名称で、スタッフは、以下のような資格を保有しています。
文部科学省 職業実践力育成プログラム(BP)認定
お子さんやご家族が病院で直面するいろいろな困難に対して、それらを乗り越えるためのお手伝いを心理社会的な側面から行う専門職です。受け身になりがちな病院で、お子さん自身が主体的な存在であり、医療体験を少しでも前向きに乗り越えていけるよう、子どもの発達やストレスへの対処に関する専門知識を持ってサポートを行ないます。
現在3名のホスピタル・プレイ士が勤務しています。
医師や看護師と連携しながら、年齢や発達段階に適した方法で説明し、お子さんの心の準備をサポートします。実際の医療資材や人形、写真等を用いて話したり、遊んだりするなかで、お子さんなりの理解を促し、前向きに主体的に医療に臨めるように支援します。
手術の麻酔導入時や検査や処置に付き添うことがあります。お子さんが孤独や不安でいっぱいにならないように、玩具や本、言葉かけ等を用いて、不安や痛みを軽減できるように援助します。
医療体験や入院生活の中で、いろいろな思いや感情を心に抱え込むことがあります。表面化しない感情やストレスを安全で適切な方法で表出する、環境や医療体験に適応する、自信や自尊心を取り戻すなど、子どもが自分自身の心を癒すことを目的とした遊びです。
お子さんが主体的でいられる時間、成長発達や同年代のお子さんとの交流を支える時間になるよう、ベッドサイドや青少年ルームで遊びや活動を提供します。
きょうだいも、病気のお子さんの入院や治療に伴う、家族・環境・生活リズムの変化の中でいろいろな思いを抱えており、孤独感、怒り、嫉妬心、罪悪感等の感情を抱くこともあります。そのようなきょうだいの思いに対して、ご家族や他職種と一緒にサポートの方法を考えます。
現在、小児棟(4階東西棟、5階東西棟)を中心に勤務しています。その他の病棟や外来で、ホスピタル・プレイ士のサービスをご利用したい方、ご関心をお持ちの方は、主治医や看護師等にご相談ください。
小児医療部門
(内科系)
中央診療部門