女性化乳房とは、男性の乳房が乳腺の増殖により肥大した状態です。原因としては、生理的なもの、薬剤性、続発性、特発性などがあります。そのため、まず他の疾患で生じる続発性女性化乳房ではないか内科の先生の診察を受けてもらい原因が見つかった場合は、それに対する治療をします。
思春期などの生理的なもの、薬剤性の場合は、経過をみます。
特に原因となる病気がなく見た目が気になる場合は手術を検討します。
手術は、外見の改善を目的に行います。なるべく自然な胸の形になるように乳腺や脂肪を適量切除します。皮膚の切開は一般的には、乳輪縁や、乳房下縁などが切開されますが、当院では傷痕の目立たない腋窩(わき)の近くを切開します。
乳房以外の場所に乳頭、乳輪や乳腺などが退化せずに残っている状態です。乳腺組織のある副乳では思春期頃に乳腺組織が腫大し、膨らんでくることがあります。また生理や妊娠・出産に伴って腫大し、乳汁を分泌することがあります。稀ですが、副乳癌が生じる可能性があります。
治療は手術の適応で、乳頭、乳輪、乳腺を切除します。
臍ヘルニアは2歳までに自然治癒することが多く、2歳までは様子をみます。
2歳以降でも治らず気になる場合は手術を検討します。
当科では手術方法を工夫し、術後の臍(へそ)の外に傷を出さずに小さく凹んだ可愛らしいお臍を作るようにしています。
また臍帯ヘルニア術後の腹部瘢痕の修正や臍形成も行っています。
手術後はへこんだ縦長のおへそになりました。
手術前はでべその状態でしたが、手術後はへこんだ縦長のおへそになりました。
手術前はぽっこりとでべその状態でしたが、術後はへこんだ縦長のおへそになりました。
手術前は小さなでべそでしたが手術後は凹んだおへそとなり、ご本人も気に入ってくれました。
手術前はでべその状態でしたが、手術後は縦長にすっきりと凹んだおへそになり、ご本人も満足されています。
手術後は凹んだ小さなおへそとなりました。
汗の量が多く、特有の腋窩(わき)の悪臭を発する体質です。汗が皮脂や常在菌と反応することにより匂いを生じるので、まずは制汗剤を使用したり、腋窩を清潔に保つように指導します。
それでも効果がなく生活に困るような症状が持続する場合は、手術を検討します。手術では汗腺を切除することにより、汗の量や匂いを抑えることを目的とします。
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(内科系)
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