MENU MENU CLOSE CLOSE

調べる

診療科・部門のご案内

キービジュアル

血液・尿の成分検査

生化学検査

生化学検査では血液(血清)や尿などで肝機能や腎機能などのスクリーニング検査をはじめ、甲状腺や性腺などのホルモン検査などさまざまな項目について調べています。これらの検査は自動分析装置で使って行いますが、新生児期や乳幼児期には採血量も限られているため、できるだけ少ない量でより多くの情報を提供できるように検体使用量の微量化に取り組んでいます。また、当センターのような周産期病院ならではの検査として、胎内で胎便を飲み込んでいないかを見る検査(U.M.I:尿中メコニウムインデックス)やアミノ酸分析検査を行っています。

免疫検査

免疫(血清)検査では主に感染症関連抗原抗体と自己抗体の検査を行います。

感染症関連抗体検査

この検査では過去に接触又は感染した細菌やウイルスなどに対する抗体が血液中にどの程度存在するかを測定します。

血液や体液などを介して伝播する原因ウイルスのチェックは手術前・輸血前の検査として、とても重要です。
また、妊産婦検診における感染症のチェックは母子感染の予防と治療に欠かせない検査となっています。

主な感染症検査

  • <RPRテスト><TP抗体>
    性感染症として代表的な梅毒の検査です。
  • <HBs抗原><HBs抗体><HBc抗体>
    B型肝炎ウイルス(HBV)関連の検査です。
    組み合わせにより現在感染しているか、過去に感染し治癒したか、感染はしているが発症していないかなどがわかります。
  • <HCV抗体>
    C型肝炎の原因ウイルス(HCV)の抗体を持っているかどうかをみます。
  • <HTLV-1抗体>
    成人T細胞白血病の原因ウイルスの抗体を持っているかどうかをみます。
  • <HIV1/2抗体>
    AIDS(後天性免疫不全症候群)の原因となるウイルスの抗体を持っているかどうかをみます。

検尿(一般検査)

一般検査から

尿検査は健康診断や外来診察時によく行われる検査で、検体採取に苦痛を与えることなく短時間に多くの情報が得られます。

腎臓や泌尿器系の疾患をはじめとして、多くの疾患で異常を呈するので、自覚症状のない疾患の早期発見につながることもあります。

主な検査項目

尿検査には尿定性・尿沈査・尿化学・尿細菌培養などの検査があり、一般検査室では尿定性と尿沈査を行っています。

  • 尿定性検査には、10項目(タンパク質・潜血・ブドウ糖・ウロビリノーゲン・ケトン体・ビリルビン・PH・比重・亜硝酸塩・白血球)を短時間で検査でき腎泌尿器系疾患のスクリーニング検査として威力を発揮しています。
  • 尿沈査検査は尿中の有形成分(赤血球・白血球・円柱・その他の細胞・細菌など)を顕微鏡で観察し調べる形態検査です。
  • その他には、便検査(ビリルビン・ウロビリノーゲン・ヒトヘモグロビン・脂肪染色・寄生虫)や髄液・胸水・腹水・CAPD廃液・穿刺液の検査(細胞分類・蛋白定量)なども行っています。

緊急検査

緊急検査室から

緊急検査は24時間対応で、外来・入院・手術部・分娩部から依頼された緊急に結果を必要とする検査を行っています。
血液・止血・生化学・ウイルス抗原・血液ガス分析などの約30項目の結果を報告しています。夜間・土日祝日は同時に輸血検査(血液型・クロスマッチ・血液製剤払出し管理)も行います。

関連リンク