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単心室症について

単心室症は、生まれつき心臓のポンプの働きをする心室が一つしか機能しない先天性心疾患の総称です。さまざまな病気が含まれますが、いずれも心臓や肺に十分な血液を送るために専門的な治療が必要となります。

どのような症状がありますか?

単心室症では、血液中の酸素が不足しやすいため、

  • 唇や爪が青紫色になる(チアノーゼ)
  • 体重が増えにくい
  • ミルクを飲むと疲れやすい

などの症状がみられることがあります。

症状の程度は病気の種類によって異なります。

  1. 治療について

    単心室症では、多くの場合、生後まもなくから治療が必要となります。

    治療は一度の手術で完結することは少なく、お子さんの成長に合わせて段階的に手術を行います。

    一般的には、

    1. 新生児期〜乳児期の手術
    2. グレン手術(上半身からの静脈血を肺へ流す手術)
    3. フォンタン手術(全身からの静脈血を直接肺へ流す手術)

    という流れで治療が進められます。

    最終的に行われるフォンタン手術は、単心室症の治療において重要な手術であり、多くのお子さんがこの手術によって酸素状態や体調の改善を得ることができます。

フォンタン手術後について

フォンタン手術後は、多くのお子さんが元気に成長し、学校生活や日常生活を送ることができます。

一方で、フォンタン循環は通常の心臓とは異なる特殊な血液循環のため、手術後も継続的な管理が必要です。

血液の流れを保つための薬や心臓の負担を軽くする薬などを継続して服用することがあります。また、成長に伴う心機能や肝機能の変化、不整脈などを早期に発見するため、定期的な外来受診や検査が欠かせません。

保護者の皆さまへ

単心室症は長期的な治療と経過観察が必要な病気ですが、医療の進歩により治療成績は大きく向上しています。現在では多くのお子さんが元気に成長し、学校生活や社会生活を送っています。

私たちはお子さんの成長に合わせて長期的にサポートしてまいります。ご不安なことやご心配なことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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