
アブレーション治療は、不整脈の原因となっている異常な電気信号の発生部位や伝導路をカテーテルで治療する方法です。多くの不整脈に対して根治が期待できる治療法として広く行われています。
心臓は電気信号によって規則正しく拍動しています。しかし、不整脈では異常な電気信号が発生したり、本来存在しない電気の通り道があったりすることで、脈が速くなったり乱れたりします。
アブレーション治療では、首や足の付け根の血管から細い管(カテーテル)を心臓まで進め、不整脈の原因となる場所を高周波エネルギーなどで焼灼(しょうしゃく)し、正常な電気の流れに戻します。
胸を切開する必要がなく、体への負担が比較的少ない治療です
当センターでは、学校心臓検診などをきっかけに見つかるさまざまな不整脈に対してアブレーション治療を行っています。
代表的な疾患として、
などがあります。
動悸や頻拍発作を繰り返す患者さんでは、薬による治療だけでなく、根本的な治療としてアブレーション治療が選択されることがあります。
先天性心疾患の手術後には、通常より複雑な不整脈が生じることがあります。
当センターでは、フォンタン術後などの複雑な先天性心疾患関連不整脈に対するカテーテルアブレーションも積極的に行っています。
高度な専門知識と経験を必要とする治療ですが、小児から成人先天性心疾患患者さんまで幅広く対応しています。
アブレーション治療は、不整脈専門医が中心となり行います。
また、大阪母子医療センターでは、心臓血管外科、麻酔科、集中治療科と密接に連携し、全身麻酔下で患者さんの負担を軽減しながら安全に治療を行っています。
複雑な先天性心疾患に関連した不整脈治療にも対応できる施設は全国でも限られており、当センターはその数少ない専門施設の一つです。
不整脈は動悸や失神の原因となるだけでなく、日常生活や運動に影響を及ぼすことがあります。しかし、現在では多くの不整脈に対して安全で効果的なカテーテル治療が可能となっています。
私たちはお子さん一人ひとりの病状に合わせて最適な治療をご提案し、小児期から成人期まで継続してサポートしてまいります。ご不安なことやご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
小児医療部門
(内科系)
中央診療部門