先天性代謝異常検査

拡大新生児マス・スクリーニング検査

重症複合免疫不全症(SCID)とは

重症複合免疫不全症(SCID)の赤ちゃんは生まれつき体の中の免疫細胞(T細胞やB細胞など)がうまく働かず、感染に対する抵抗力が低下します。細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすく、重篤な肺炎、中耳炎、膿瘍、髄膜炎などを繰り返します。中耳炎を繰り返すことで難聴になったり、肺感染を繰り返し気管支拡張症などの後遺症を残すこともあります。時には命の危険を生じることもあります。
この病気の発生頻度は5万人に一人と言われています。早期に発見し適切な治療を行う必要があります。
また、多くの赤ちゃんにとって、予防接種は病気を予防するために必要なものですが、重症複合免疫不全症(SCID)の赤ちゃんが生ワクチンを使用した予防接種を受けると、重篤な副反応をおこすことがあります。

赤ちゃんが生後2ヶ月で生ワクチンを接種するまでに見つけることができるように、拡大新生児マス・スクリーニング検査(重症複合免疫不全症(SCID)スクリーニング検査)を受けることをお勧めします。

大阪母子医療センターでは、大阪府及び堺市の母子行政事業として実施されている新生児マス・スクリーニング検査(公費負担)を、大阪府保健医療室地域保健課・堺市子ども青少年局子ども育成課から委託されて実施しています。

  • 里帰り出産等で、重症複合免疫不全症(SCID)スクリーニング検査を受けられていない方で、本検査を希望される場合は、お近くの分娩取扱医療機関、または小児科へご相談ください。

対象疾患

重症複合免疫不全症 (SCID)

検査時期

生後5日目ごろ (従来の新生児マス・スクリーニング検査と同時)

検査費用

自己負担 (2021年3月までのパイロットスタディ期間中の自己負担はありません)

検査の流れ

scid