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重症複合免疫不全症(SCID)とは

生まれつき体の中の免疫細胞(T細胞やB細胞など)がうまく働かず、感染に対する抵抗力が低下する病気です。
細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすくなり、重篤な肺炎、中耳炎、膿瘍、髄膜炎などを繰り返します。
中耳炎を繰り返すことで難聴になったり、肺感染を繰り返し気管支拡張症などの後遺症を残すこともあります。時には命の危険を生じることもあります。
重症型では、造血幹細胞移植を行わなければ、生命予後は1年未満といわれています。

発生頻度

5万人に一人

予防接種

多くの赤ちゃんにとって、予防接種は病気を予防するために必要なものですが、重症複合免疫不全症(SCID)の赤ちゃんが生ワクチンを使用した予防接種を受けると、重篤な副反応をおこすことがあります。
赤ちゃんが生ワクチンを接種する生後2ヶ月までに見つけることができるように、検査を受けることをお勧めします。

※里帰り出産等で、重症複合免疫不全症(SCID)スクリーニング検査を受けられていない方で、本検査を希望される場合は、お近くの分娩取扱医療機関、または小児科へご相談ください。

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