強い磁力と電磁波を使って体内の状態を描写する検査です。放射線被曝が無く、疾患や部位に応じてさまざまな方向(断面)や、異なる種類の画像情報が得られるので、病変の質的評価が可能です。
血管の走行を描出(MRA)して状態を調べたり、脳実質の生化学情報(MRS)を得ること もできす。
脳のMRI
下垂体や視神経など目的に応じた撮影をおこないます。
四角に囲んだ場所のMR信号を収集して波形(Spectrum)を得ます。
検査ベッドでは、動かないようにベルトなどで固定します。検査する部位に応じて固定方法が異なることがあります。
その後、MRI検査室に入室し、眠る薬を飲まれた方には生体監視モニタリングを行います。すべての準備を終了した後、検査ベッドは装置の中に入り、検査を開始します。
MRI検査は、非常に強い磁石の中に入りますので、金属の持込はできません。心臓ペースメーカーや、移植蝸牛 刺激装置を装着されている方の入室は禁止しています。(検査がおこなえません)
補聴器や心電図の電極、下着の金具、歯科矯正の金具、指輪・ネックレスなどがついていると、器具が破損したり、著しい画像の乱れが生じます。また場合によっては局所的にやけどの恐れがありますので外してください。マスカラなどのメークアップ用品の顔料のなかには、金属を含んだ製品もございますので、落としてください。ご不明な点は、依頼医師・検査担当技師までお尋ねください。
小児医療部門
(内科系)
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