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診療科・部門のご案内

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難治性小児がんに対する造血幹細胞移植

大阪母子医療センターの特色

  1. 難治症例の紹介入院が多い。
  2. 移植目的の紹介入院が多い。
  3. HLA不一致移植や新規治療法開発に取り組んでいる。
  4. AYA世代の受け入れを積極的に行っている。
  5. 各分野の小児スペシャリストが常勤している。

診療体制

各分野の小児専門医師及びコメディカルが連携してチーム医療を実践しています。

小児科 小児科 常勤医師(血液学専門医) 5(3)
専属レジデント 1
小児外科 小児科 常勤医師(小児外科指導医/専門医) 6
(2/4)
専属レジデント 3
がん治療認定医 2
小児血液・がん指導医 2
小児がん認定外科医 1

チーム医療体制

  • 小児麻酔科医師:18名
  • 小児病理医師:3名
  • 小児専門ICU:8床
  • 小児専門コメディカル:
    臨床心理士、PT、OT、ホスピタル・プレイ士、言語聴覚士、視能訓練士、臨床工学士、栄養士など

毎週 Cancer Board 開催 ※各科医院及びコメディカル参加

診療実績

造血器腫瘍 24
固形腫瘍 25
合 計 49

(2018年 18歳以下の新規診断例)

  • 他府県からの紹介症例(%) 22.4%
  • 長期フォローアップ外来受診数 301人(2018年来院あり)

難治症例への挑戦:移植をプラットホームとする新規治療法開発

難治症例治療、移植治療に積極的に取り組んでいます。

  1. ミニ移植(骨髄非破壊的前処置移植):晩期合併症軽減
  2. HLA不一致移植(とくに親からのHLA半合致移植)

月経周期の回復率(骨髄破壊的移植vs骨髄非破壊的移植)

月経周期の回復率(骨髄破壊的移植 vs骨髄非破壊的移植)

子どものがん治療後の生殖機能温存は、重要な課題です。
当センターで行う骨髄非破壊的治療では、治療後に80%以上の患者に月経が再来しています。

長期フォローアップ外来

がん治療を終えた子ども達の晩期障害に早期に対応するため、2008年より長期フォローアップ外来を開設しています。
当センターでがん治療を終えた患者を対象に、血液・腫瘍科と消化器・内分泌科が診察し、定期的にカンファレンスを実施し晩期障害に対応しています。

  • 2018年時点
    長期フォローアップ対象者:384名

緩和ケアチーム

身体的苦痛だけでなく、心理的な問題にも対処するために、多職種・多部門の職員で構成される緩和ケアチームが活動しています。

  • 小児専門の緩和ケアチーム「QOLサポートチーム」として活動
  • 各領域の小児専門家(医師、看護師、臨床心理士、薬剤師、ホスピタル・プレイ士)が関与している。
  • 上記の各専門家により、コミュニケーションスキルから薬物療法まで幅広い小児診療をカバーした「緩和ケアガイド」を出版し運用している。

QOLサポートチームによる各種教材

AYA( Adolescent and Young Adult )世代のがん

成人と小児の境界領域にある15歳から29歳のがん患者に対して治療体制の確立と年齢にふさわしい療養環境の提供に取り組んでいます。

「AYA世代のがん」現状の問題点

  • この年代のがん患者さんをどのように治療すべきか?
  • この年代のがん患者さんをどこで治療すべきか?
  • この年代のがん患者さんの療養環境をどのように整えるのか?
  • 告知の方法、場所、タイミングはどうあるべきか?
  • 進学、就職、恋愛、結婚などこの世代特有の問題をどうサポートするべきか?
  • この世代の患者さんの緩和医療はどうあるべきか?

入院中の児童・生徒(小1~中3)を対象に支援学級を設置するとともに、子ども病院のなかで、孤立しがちな思春期および若年成年(AYA)世代の患者に家庭的な空間を提供しています。

青少年ルーム

院内がん登録

多診療科で診断されるがん情報を一元管理し、各種登録事業への情報提供を行うとともにがん治療を終えたフォローアップ対象者の把握や二次がん発生等の観察、評価に取組んでいます。

院内がん登録

療養環境

子どもの発育や教育等に必要な環境を提供しています。

療養環境

病棟では、24時間面会・付き添いができる体制を整えています。
心理士が子どもの成長発達を支援しています。

「親と子のとしょかん」は、入院中の子ども達の学習や気分転換の場として利用されています。 「子どもの生活の場」を支援するために100人以上のボランティアが活動しています。

療養環境

ファミリーハウス

センター敷地内に家族専用の宿泊施設12室を整備しています。

大阪府立羽曳野支援学校 大阪母子医療センター分教室

小児がん・白血病ホットライン

2011年12月1日、24時間受付の「小児がん・白血病ホットライン」を開設しました。

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