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口蓋裂と滲出性中耳炎

唇裂だけの場合は問題ありませんが、口蓋裂のある場合は、耳管の機能が悪いことが多く、滲出性中耳炎にかかりやすいといわれています。
このため当センターの耳鼻咽喉科(部長:佐野光仁先生)で中耳炎のチェックや治療を行って頂いております。

滲出性中耳炎の診断には、聴力検査、鼓膜の動き方を検査するインピーダンス聴力検査、鼓膜の視診を用います。また言語習得時に難聴になりますと、言葉のおくれを生じ重大な問題となります。

滲出性中耳炎による難聴は、治療さえきちんとすれば聞こえが良くなる病気です。
多くの場合、風邪にかかった時に難聴の症状が出現するので、まず風邪を治し、鼻のなかをきれいにし鼻汁の分泌を減少させることが必要です。また耳管に空気を通したり、中耳にたまっている滲出液をとり除いたり、必要に応じて鼓膜にチューブを挿入する手術を行います。

必要以上神経質にならずに、子どもさんの聞こえが良いか悪いかを気をつけておくことが大事です。
当センターでは、乳幼児の聴力検査の設備は整っており、口蓋裂の子どもさんに対しては、生後6ヵ月頃から耳鼻咽喉科で経過観察を行います。

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